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鞆の陶片について考える

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2007年 03月 13日

鞆の陶片について考える

鞆の陶片の特徴 その4

陶片の量の多さ

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 陶片海岸と言っても、その規模、陶片の密集度は海岸により様々です。宮島からは大量の陶片が出ますが、陶片の出る場所は幾つかに分散し、比較的広い範囲に散らばっていて、一つ一つの場所で、一度に目にする陶片の数は、比べてみればさほどではありません。広島で陶片密集度の高い海岸と言えば似島の長浜海岸で、200~250m程度の場所に、陶片が佃煮にできそうなほど散乱していますが、鞆の場合は見た感じそれ以上で、焚場の干潟東側は、陶片が出る場所の規模こそ100m程度と狭いのですが、その密集度は異様なほどで、石と泥と陶片、瓦、レンガ、ガラス製品を練ってできあがった干潟とでも言いたいくらいです。陶片埋蔵量はどの海岸も私にはわかりませんが、宮島、似島とともに、飛び抜けて多量の陶片が埋まっている場所のようです。

by touhen04 | 2007-03-13 09:47 | 鞆の陶片について考える


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